【イークラウド2号】FLATBOYSに投資しない3つの理由

株式型クラウドファンディングを取り扱う会社は、非常に増えてきました。
主な株式型クラウドファンディング先は、以下のような先があります。
・ユニコーン
・FUNDINNO(ファンディーノ)
・CAMPFIRE Owners
・イークラウド
この中でも、バンバン案件を量産しているのはFUNDINNO(ファンディーノ)です。
私も2020年時点で数件投資しています。
ユニコーンも投資しています。
ただ、先般のシステムの脆弱性の露呈が気になるところです。
その中でも、まだ2案件しか出ていないイークラウドは、結構期待の星でした。
ただ、2案件ともどうも運営側の段取りというか、選定というか、
全体的に疑問を感じる部分もあります。
そういったこともあって、2号案件は投資しないで様子見です。
■イークラウド2号案件のFLATBOYSに投資しない4つの理由

ちなみに、イークラウド1号案件は投資しています。
最終的にカタログギフトで釣った形があまり気分よくありませんが。
大和証券も関係しているし、案件は吟味している気がしたので期待していることは確かです。
しかし、2号案件はパス。その理由は以下の4つです。
①2回目もAmazonギフト券で投資家を募るスタイル
②業界で活躍してきた人なのに資本金10万円
③株主優待に魅力がない
④投資案件の魅力よりも投資家ブロガーの力を借りるスタイル
①2回目もAmazonギフト券で投資家を募るスタイル

業界でも期待されていたのですが、1号、2号共に投資家の確保に四苦八苦している印象です。
運営側としては1号、2号でこけるわけにもいかず、必死に特典を付けて目標達成を試みている気がしてしまいます。
もちろん、投資家かからすれば、特典は大きなメリットの一つですが、
株式型クラウドファンディングの一番の魅力は、その事業の将来性や社長の人柄などでしょう。
数字が達成できなさそうだから、キャンペーンで投資家を募るスタイルは正直感心できません。
②業界で活躍してきた人なのに資本金10万円

質疑応答の動画を拝見しましたが、なんかしっくりこないんですね。
資本金10万円の理由は、イークラウドの社長が代わりに答えてしまうなど、
なぜこの金額で始めたのか不明です。
【事業者情報】
商 号 :株式会社FlatBoys
所在地 :〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-6-2
URL :https://flatboys.co.jp/
代表者 :内田 遼
資本金 :10万円
発行可能株式総数:1,000,000株(2020年10月20日変更登記申請)
発行済株式総数 :100,000株(2020年10月20日変更登記申請)
設立年月日 :2019年6月19日
決算期 :5月
株主構成 :内田 遼(100%)
出典:イークラウド
ベンチャーにはよくあること、というのはその通りでしょうが、
せめて100万円ぐらい出資するお金はなかったのでしょうか?
投資家には1口10万円の出資を募るのに自分は10万円だけっていうのがよくわかりません。
その割に、会社からはきっちり給料という名の貸付金を以下のようにもらっています。
2020年5月時点において、仮払金を3,462,212円計上しており、内容について確認したところ内田氏への貸付金
あまり個人資産がない方なのかな?と思ってしまいました。
社長一人しかいないわけですから、ほぼ個人事業主のような状態ですが、
金銭管理がしっかりできなかったり、ある程度の貯金できない
タイプなのであれば、将来の数値も机上の空論に見えてしまいます。
中小零細企業などでは、社長個人が会社に貸し付けているケースなどはよくあります。
役員報酬は設定して処理済みだとは言いますが、あまり財務面に詳しくないとも
うつってしまうのが本音です、
③株主優待に魅力がない

最近では、株式型クラウドファンディングでも株主優待が付与されることが多くなりました。
FLATBOYSの優待も、この会社を応援する人にとってはメリットがあるものでしょう。
しかし、この入浴剤ってそこまで市場拡大を狙える商材なのでしょうか。
株主優待
2020年12月28日時点で50株以上保有されている株主様に、下記内容の株主優待を進呈致します。
10万円コース(50株):DAY TWO商品のサンプルプレゼント
20万円コース(100株):DAY TWO商品のサンプルプレゼント、新商品の先行案内
30万円コース(150株):DAY TWO商品を1セット(6,000円相当)プレゼント、新商品の先行案内
50万円コース(250株):DAY TWO商品を2セット(12,000円相当)プレゼント、新商品の先行案内や各種イベント案内
※発送時期は2021年1月中旬以降となります。
10万円を投資した場合でも、サンプルっていうのもいま一つ。
サブスクリプションで月6000円……このあたりも富裕層などでないと
気軽に利用できるような金額でもありません。
コロナ禍のため、家の中でリラックスできる自分に合った入浴剤ニーズを
期待できるという追い風の面はあるかもしれません。
しかし、どちらかというと生活にとってなくてはならない分野ではないため、
給与の減少、ボーナスカットなど厳しい給与事情の人が多いことを考えると、
無駄な出費をカットする場合、こういったところをカットされてしまうのではないかという
懸念もあるのではないでしょうか。
④投資案件の魅力よりも投資家ブロガーの力を借りるスタイル

2020年11月28日時点で、1,500万円の目標に対して、
1,020万円とあと11日で480万円とどいていません。
3分の2まで資金が集まっているのは、大健闘なのかもしれません。
57人投資しているので、平均約17万9,000円です。
何とかして、目標達成したいのか、
有力投資家ブロガーが相次いで独占インタビューしているのが
非常にむなしく感じてしまいます。
Amazonギフト券を考えれば、この期間に投資すれば、
・10万円で3000円分のAmazonギフト券
・20万円で6000円分のAmazonギフト券
・30万円で9000円分のAmazonギフト券
・40万円で12000円分のAmazonギフト券
・50万円以上で15000円分のAmazonギフト券
つまり、利回り3%を得ることができます。
毎年配当金があるわけではないため、この3%がおいしいと思うかどうかでも
投資するかが変わるかもしれません。
みんクレで、たくさん特典をもらえるようなケースは、こりているので、
事業自体に魅力を感じなかったり、代表者に魅力を感じなかったりする場合は、
投資を控えることも賢明だと思います。
エンジェル税制AとBを選択できる点は非常にメリットとなる投資家もいるでしょう。
株式型クラウドファンディングは、IPOまで至らないと、リターンはほぼありません。
そのため、基本的になくなってもいいと思うぐらいのリスク許容がないとおすすめできません。
アフターコロナの投資先

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