日本郵便はなぜ上場しないの?郵政民営化したのに、なぜIPO上場(新規公開買付)するひつようがあるの?
耳にしたことがある人は多いと思います。
そもそも、日本郵政グループが上場すること?
「そんなもん、俺には関係ないわ!」というひともいるでしょうが^^
第一、郵政って小泉さんのときに民営化もうしたんじゃないの?
って思っている人もいるのではないでしょうか。
2012年(平成24年)10月1日、「郵便局株式会社」と「郵便事業株式会社」は会社統合によって「日本郵便株式会社」となりました。そして、「日本郵便株式会社」、「株式会社ゆうちょ銀行」、「株式会社かんぽ生命保険」、「日本郵政株式会社」の4社からなる新たな「日本郵政グループ」がスタートいたしました。
引用元:日本郵政HP

出典元:日本郵政HP
いわゆる、私たちの郵便局は、なんだかバラバラにされて、何が何だか
意味が分からなくなった人の方が多いと思います。簡単に整理して見ようと思います。
〇郵便局⇒「日本郵政」グループへ
「日本郵政」を持ち株会社として、上記の表のように、その傘下に
「ゆうちょ銀行」「日本郵便」「かんぽ生命」という会社をつくったわけです。
元々は国営で行われてきたものを、民営にするということが法律できまりました。
小泉さんの選挙の時の話ですね。「自民党をぶっこわす」とかいってたかんじの。
・日本電信電話⇒NTT
・日本国有鉄道(国鉄)⇒JR
有名なところですと、NTTやJRですね。それと全く同じでは無いけれども、
郵便事業も徐々に民営化して行くよって感じにしたんだそうです。
その間も、政権が民主に変わったり、法案がもまれてようやく2012年にこの形で
スタートとなったわけです。日本郵政の株主は100%財務大臣で、他の傘下の2社は
日本郵政が100%、ゆうちょ銀行は、日本郵政が83.32%ゆうちょ銀行が16.67%
保有する株式会社となったのです。
〇ところで、なんで日本郵便だけIPO上場しないの?
民営化したのにもかかわらず、日本郵便はIPO上場はしません。
もちろん理由はあって、郵便3事業のうち、銀行と保険は上場するものの、
郵便物を扱う「日本郵便」は、公益性が高く恒常的な赤字体質ということも
あり上場はしないということになっているのです。
日本郵政
45億株のうち4億9500万株(11%)を市場に売り出します
かんぽ生命保険
6億株のうち、6600万株(11%)を市場に売り出します。
ゆうちょ銀行
45億株のうち、4億1244万2300株(約9.17%)を市場に売り出します。
国を挙げての上場ですから、話題性はもちろん大きいですが、
事業内容からすると、あまり成長性がある業種では無いため、
キャピタルゲインを皮算用することは難しいでしょう。
長期でインカムゲインを享受して投資したいという人には
良い銘柄かもしれません。
ゆうちょ銀行や、かんぽ生命は、現在も国会で預金額引き上げの案など
引き続き議論され続けており、民間の金融機関でありながら、新しい法案で
ゆうちょだけは2000万円預けることが出来たりなった場合は、なにかしら
株価に影響はあたえてくるでしょう。

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