【端株優待】ささやかな(せこい)楽しみがなくなる!?端株で優待クロスはブロックされ気味

端株優待……近年はうまみないですね。
ぞくぞくと廃止や改悪で、せこいイナゴは叩き潰されています。。。
SBIやネオモバで端株を結構保有していましたが、現在は数銘柄に減りました。
ただし、端株優待は期待できないけど、少額資金から株を体験したい人にとっては始めてみる価値はあるでしょう。
■端株とは

日本株における端株とは、1~99株のことです。単元未満株と呼ばれています。1単元とは、一般的に日本株の場合は100株です。
例えば、1株1,000円の銘柄の場合、1単元(100株)購入すると1,000円×100株=10万円が必要になります。しかし、端株で取引できる証券会社なら1株から購入することが可能です。
つまり、数百円~数千円という少額資金で株式投資を始めることができます。
■端株優待銘柄とは

端株(単元未満株)でも保有することで株主優待がもらえる銘柄のことです。一般的な株主優待は、1単元(100株)以上保有している株主など条件が付いているケースが多いのですが、端株優待なら1株でも優待がゲットできるのが魅力。少額から投資を体験できるだけではなく、優待品ももらえるのであればこれほどうれしいことはありません。
例えば、上新電機<8173>の場合、9月末時点の全株主に対して以下の優待があります。(2022年4月時点)
<9月末>
全株主25枚(5,000円分)
※今後、企業側が変更する可能性はあります。
■端株を活用した優待クロス

「1年以上保有の株主」など、優待対象となる条件に縛りがある企業の端株を保有し、権利付最終日にお目当ての単元数をクロス取引するもの。
数年前までは、結構抜け道が多かった端株を活用した優待クロスですが、対策する企業が増えてきたため、今から狙うのは骨折り損のくたびれ儲けとなる可能性があります。
以下は、ダメな一例です。

1株を端株として、100株をクロス取引すると計算書は101株となりますが、「1単元(100株)以上かつ保有期間1年以上」とあるため、優待の対象となりません。
■今後はさらに対策される可能性があるためおすすめできない

端株を活用した優待クロスは、正直落ち目です。なぜなら、企業側がそういうせこいことをする輩対策を講じているから。
先日紹介した青森銀行のようなケースでは、優待を取得できる可能性はありますが、費用対効果を考えるとおすすめできません。
→【青森銀行→プロクレアホールディングス】合併に伴う上場廃止銘柄を信用取引するとどうなる?
なにしろ、1年、2年、3年と端株を寝かせておく必要があります。ようやく優待の規定年数をオーバーしても、優待の廃止や改悪に巻き込まれたら、ぐうの音も出ません。
そのため、あくまでダメもとでチャレンジするぐらいの寛容な心でやったほうがよいですね。
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